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【星占い基礎知識】天王星が教えてくれる「世代」と「世相」

【星占い基礎知識】


(画像:NASA)
太陽系の天体のうち、比較的動きが早い
太陽、月、水星、金星、火星は
「個人的天体」と呼ばれ、
占星術ではその人個人の傾向を示すとされます。
つまり「自分って本当はどんな人なの?」
なんて占いのときは、こうした個人天体で見るわけですね。

一方、天王星や海王星、冥王星といった星は動きが遅く、数年から十数年同じ星座にとどまり、こうした天体は世代的特徴を表すと考えられます。

今回は、動きの遅い惑星から見た世代的特徴について、天王星からひも解いていきましょう。

天王星は一周がおよそ84年、
ひとつの星座にはだいたい7年間、とどまります。

天王星は革新の天体。その時代に一番新しいこと、
一番ホットに感じられることを表現します。

天王星は1948年頃から1956年頃までは蟹座を運行。
蟹座は家族を象徴とする、親密な関係を象徴。
日本では戦後生まれにあたるこの世代は
新しい形での“家族”や“気持ちの拠り所”を希求し、その前の世代の家族観を揺るがすことに。
いわゆる「ニューファミリー」を形成したのはこの世代でした。

1948年頃から1956年頃の生まれの蟹座、あるいは山羊座の人は天王星の影響が強い人で社会と家庭のありように対して強い意識を持っていることも考えられますね。

1956年頃から1961年頃までは天王星は創造性と個性の獅子座を運行。
この世代は前の世代が作り出した感情的なつながりや帰属意識を打ち破った遊びや創造性、新しい楽しみや恋愛のスタイルを追求することになったはず。

石原慎太郎の『太陽の季節』が刊行されたのが1956年(太陽は獅子座の支配星)天王星が獅子座の世代はバブルの先駆けとなった“遊び”“ロマンス”の感覚をもっているのかもしれません。
集団や共同体よりも個的な創造性を大事にするこの世代。
雑誌「ポパイ」が創刊されたのが1976年だそうですから、ちょうどこの世代が少年から青年になったときですね。

1961年頃から1968年頃の生まれが天王星、乙女座世代。
前の世代に比べてより細かく、いろいろなことを見ていこうとする人々のような気が。
いわゆる「オタク」的な細部にこだわる新しさというマニアックなカルチャーもこの世代が作り出したものかも。

1968年頃から1975年あたりは天王星が天秤座。
この生まれの世代は人間関係、結婚、社会契約などに関して新しい感覚をもつことになると考えられます。
新しいパートナーシップのあり方を模索し、自由と絆の新しい落としどころがこの世代の課題に。

1974年頃から1981年頃までは天王星が蠍座に。
蠍座は死と再生や性と深く関わる星座。
日本ではいわゆる「オカルトブーム」の時代でもありました。
この時代の空気を吸った世代が今の”スピリチュアル”に影響を与えている?
バブル崩壊を目の当たりにした世代で、蠍座の象徴する「生存」への意志も強いのかもしれませんね。

1981年頃から1988年くらいまでに生まれた人は、天王星が射手座の世代。
宗教や精神性、知性のあり方について新しい発想や刺激をもたらすことになる世代です。
バブル崩壊、オウム事件や阪神大震災を多感な時代に体験し、既存の価値観を信用していないかもしれません。
案外、新しい発想はこの世代から生まれるのかも。

1988年頃から1996年くらいまでは天王星が山羊座に。
いわゆるゆとり世代にあたりますが、山羊座が示す社会構造そのものを刷新しようとする傾向も強く、従来の社会構造や階層(山羊座)を変革(天王星)することになる世代なのかもしれませんね。

と、このあたりまでが20代以上の人々。

水瓶座世代、魚座世代は、まさに「今」を感じとっているティーンの世代。
そして現在、運行中の牡羊座世代が大人になるのは2030年頃です。
自分の世代が何を受けとり、何を伝えようとしているのか。

そのヒントとして、自分の生まれたときの天王星が司る世代感覚を読みとってみるといいかもしれません。